なお、
「ホームページ」に相当する英語「home page」は、 何らかの意味で「出発点」であるページのことのみを指す。 本来は「ブラウザを起動したときに最初に表示されるページ」を指す用語であったが、 それとは無関係な「出発点」をも指すように拡張した意味で用いられている。 しかし「出発点」でないページを指すことは無い。
一方、日本語の「ホームページ」は出発点だろうと何だろうと 全てのWebページのことを指す意味に用いるのが一般的である。 これは元の英語とは根本的に異なる語義であるので、 全くの誤用であり俗語であると考えるべきである。
以上の理由により、 公的な文書において「ホームページ」という語彙の使用は避けるべきである。 特に法規文に用いることは強く回避されなければならない。
このページは、「ホームページ」という用語が何故不適切であるかを、 簡潔に説明する文書として作成したものです。 読者としては、主に「解っていない上司」を想定しています。 罫線より上を切り取って適宜ご利用いただければ幸いです。
なお、「ホームページ」という用語の日英差や 「和製英語」と認めることの是非に関しては、 別稿を御参照いただけると幸いです。